No.2 混沌の国、インドで気絶する 前編 (旅のトラブルベスト5)
⚫️混沌の国、インドで気絶する(前編)
インド、それは混沌の国。
そんな国で意識がなくなること程、怖いものはない。
しかも、徐々に意識が遠のくのを自覚しながら。
それは、連日40度を超える暑さのブッダガヤでの出来事でした。
12日間のヴィパッサナー瞑想終了後、
共に過ごし仲良くなったインド人8人で、レンタカーを借りブッダガヤを観光していました。
一緒に観光したインド人は、
ジャーナリスト、大学教授、歌手といった多彩な顔ぶれで、皆いい人でした。
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【ヴィパッサナー瞑想とは】
朝の4時半から夜の9時まで、ひらすら座禅をする瞑想です。
瞑想ホールで一緒に瞑想しますが、一部の時間帯を覗き各自で休憩を取ってよく、だいたい1日8時間から12時間くらい座禅をすることになります。
何がすごいってその12日間は、
誰とも話してはいけない、
目も合わせてはいけない
というルールがあることです。
(施設のスタッフに質問することは可能)
他にも、
性行為をしてはいけない、
肉を食べてはいけない、
殺生をしてはいけない(蚊やハエも殺せない)
というルールがあります。
この12日間は、衝撃の体験だったので、またブログでまとめます。
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話は戻りますが、
気温は40度を越える暑さ。
そして、めっちゃ乾燥しています。
レンタカーで目的の寺院巡りをしている最中、インド人達は地元農家に声をかけて、なにやら交渉していました。
ついに3人目くらいで交渉に応じる農家が現れ、近くの空き地に車を停めて、草原の中にある大きな樹の下に集まりました。
仲間のインド人達は、
樹の下で発酵ドリンク(乳酸菌飲料みたいなもの)を作っている人達を探していたのです。
(ここで飲む。写真ぶれてすみません)
農家が大きな樹の下で自家製の発酵ドリンクを作っており、そのドリンクを飲ませてもらう段取りだったのです。
最初は、どぶろくのお酒かなと思いましたが、アルコールは入っていないようです。
ハエがわんさかたかるツボから出したドリンクで乾杯するのですが、僕はそれを飲むのが嫌だった。
どうみても衛生上かなりヤバい笑
とはいえ、もう皆に付いていくことにきめていたので、しかたなく飲みました。
それは、
めっちゃぬるい、弱炭酸。
味は、
マッコリとカルピスソーダを足して2で割った感じで。
まずくはない。
味は分かったので、
「一杯だけで十分」というと、
インド人に注意されました。
いわく、
インドの習慣では進められた飲み物を断ってはいけないそうです。
なので、いわれるがまま3杯くらい皆と飲みました。
一時間ほど、木陰で休憩して、農家の人達と談笑して過ごしました。
後編では、
このドリンクがきっかけで、
ブッダガヤで気絶した話を書いていきます!
(ブッダガヤに向かう電車の様子)