旅をしたからこそ気づいた仕事観
さあ、「世界一周の結論」のラストです。
教訓めいたことが多くなりましたが、しばしおつきあいください。
※カズベキ(ジョージア)の 「天国に一番近い教会」
旅をしたから
こそ気づいた仕事観は3つあります。
①結局、どんな人と出会うかがすべて
②濃い時間を過ごした方が得るものが大きい
③仕事を面白くしていきたい
仕事も旅も同じなのでは。
①結局、どんな人と出会うかがすべて
どんな職業に就きたいかよりも
一番大事なのは、どんな人と出会うか、どんな人と仕事をするかだと思いました。
それは自分の満足度だけではなく、能力やキャリアにも大きく影響すると思います。
※カズベキ(ジョージア)の 「天国に一番近い教会」
②濃い時間を過ごした方が得るものが大きい
凝縮と空白の記事で書いた通りです。
どんな仕事であれ、真剣に取り組めば、その体験から得るものは大きくなるのでしょう。
③仕事を面白くしていきたい
面白い仕事を選ぶのではなく、自分が面白いと感じるようにしていきたいです。
それが作業であれ面白くできる余地はたくさんあると思います。
例えば、ゲーム感覚を取り入れたり、別の視点から仕事をみてそれがどう成果に影響しているのかを感じたり、人から感謝されたりなど。
最も、熱中するからこそ面白くなるという前提ですが。
※カズベキ(ジョージア)の 「天国に一番近い教会」の道中
また、
失敗の原因は何だろうとも考えてみました。
・多機能化する
・成果にフォーカスしていない
・激しい切磋琢磨を避ける
・自意識が成長を妨げる
・多機能化するについての説明
「あれもこれも」と手を出すと中途半端になってしまいます。
仕事の能力であれ自分のウリであれ、
「これだけは得意です」という方が強いですよね。
ドラッカーにこんな文章がありました。
すでに地位を確立している企業によく見られ、かつ必ず凋落につながるものとして、
多機能の追求がある。それは、製品やサービスの最適化ではなく最大化を求めることである。
例として、
分析機器のメーカーが新しい顧客を満足させるために、新しい性能を次々加え
単純な機器だったものを複雑にする。機器の機能を最大化した結果、その機器は誰も満足させられないものになる。みなを満足させることは誰も満足させられないことだから。
一方メーカーの方は自信満々で、新聞の全ページ広告で64種類のもの機能を列挙する。
という記述がありました。
失敗の原因は、
物事が上手くいったときに「俺ってこれもできるんじゃないか」といろいろ手を出しすぎることではないでしょうか。
※カズベキ(ジョージア)の 「天国に一番近い教会」からの景色
5000m級の山と、牧歌的な町のコントラスト