28才の怠け者バックパッカー!

8ヶ月の世界一周がおわり、特に書き残したいことを書いていきます。主に20代・30代の男性読書向け。ハイペースでブログ更新していきます!

No.1 コルカタの風俗街で、10人以上に襲われる (後編)

前編では、

コルカタにある世界最恐の風俗街

「ソナガチ」を見学したお話をしました。


お話は続きます。


さて、

風俗ビルから出ると、いきなり後ろから腕をつかまれました。

しかも二人から。


取っ捕まえようとする強さだったので、恐怖を感じ必死に払いのけました。

幸い僕を捕まえようとしたのが、

二人のストリートチルドレンでしたので払いのけることができたのです。


振り返ると、非常に興奮した10人くらいの男達が襲ってくるではありませんか。


全力で逃げました。


しばらく離れて後ろを振り替えると、

友達二人は大人達に囲まれ首を閉められています。


興奮した10人くらいに完全捕まっているのです。


仲間が捕まったとはいえ、

まずは自分の安全確保が大事です。


さらに、全力で逃げました。


振り替えると

サングラスをしている友人が、インド人に首をロックされています。

その捕まっている友人とサングラス超しに目があった気がしました。


その光景はしばらく目に焼き付くことになります。



安全地帯まで逃げきりました。

どうしよう?

どうすればいいのか?


とりあえず、現場に戻り、可能なら救出しなければなりません。

もちろん、それが可能であるなら。


すぐにタクシーを捕まえ、

「友達がトラブルにあった。500円払うから15分貸し切りたい」というと、運転手は了解してくれました。


恐怖を感じながらも、現場に戻ったら既に騒ぎは収まっていました。

周囲をしばらく走って仲間の消息を確認しましたが、見つからなかったので撤収することに。


もしかしたら、捕まって監禁されているかもしれないなと思いました。


タクシーの中とはいえ、現場に戻ると恐怖がよみがえり、頭を低くしながら、外を確認します。

もし、まだ襲った奴らがいて騒ぎ出したらどうしようかと不安は募ります。


すぐに急発進できるように、

運転手には

「ゆっくり走って」

「早く走って」と

常に指示を出していました。


現場から撤収して宿に帰る途中、今後の対策を検討しました。


翌日に戻ってこなければ、

日本総領事館に連絡しなければいけないな、などと思います。

宿のスタッフにも伝えなきゃならないな。



また状況を考えると、

殴られたり金は取られることはあってもさすがに、命は大丈夫だろうとも思いました。



そうこうするうちに宿に着きました。



なんと



仲間は二人とも先に帰っている笑



安心しました。

そして、逆に僕が心配されていました。


しかも、彼らは金を取られていないそうです。

インド人に首をロックされましたが、汗だくだったので、手が滑った隙に逃げたらしいです。


何はともあれ、良かった。


ちなみに、襲われた理由は、仲間の1人がカメラで路上を撮影していたとインド人に思われたからです。

興奮している連中は、

「フォト・フォト」と言いながら怒っていたからです。


やはり、危ない場所は遊び半分で訪れてはいけないなと、教訓を残す旅になりました。



また、現地の人の心情を察すれば、

客としてお金を落とすなら歓迎するでしょうが、見学目的で外国人が来て、写真を取れば怒るのは当然でしょう。

彼らは、代々風俗をせざるを得ない状況に置かれており、逃げ場がありません。

しかも、地元のインド人からも差別されている。


「旅人としてなんでもみてやろう」

という気持ちと、

「地元の人の心情や葛藤に対する理解」

とのバランスを取らなければいけないと痛感しました。



(コルカタのレストランで、バターチキンカレー)

No.1 コルカタの風俗街で、10人以上に襲われる (前編)

バングラデシュから、陸路で国境を越えコルカタに到着しました。


コルカタの日本人宿に滞在中、

仲良くなった日本人の男3人で、

超有名な風俗街「ソナガチ」を見学しようと思いたちました。


もちろん売春するつもりはなく、

ただの怖いもの見たさです。


ちなみに、ソナガチは

「世界最恐の風俗街」と言われるエリアで、

ネットによるとネパールから売られて薬付けにされた女性などが1万人くらい働いているそうです。


聞くだけで、もう恐ろしい場所です。


ところが、実際のソナガチを歩くと、

衛生上相当汚いものの、恐いという程ではなかったです。


(コルカタの一般的な通り)



見学したのが昼間だったためか、

道に女性が立って勧誘しているのではなく、多数ある風俗ビルの中に女性が待機しており、ポンびきにそれぞれのビルを紹介してもらうシステムでした。


風俗ビルといっても、営業形態は様々です。


安宿のような造りで、一部屋ごとに女性が待機しており、それを廊下から覗いて女性を選ぶシステムが多かったです。


他には、家族が住んでいるアパートの一室で営業している場合もありました。

そこでは、旦那、奥さん、小さな子達が住んでいる部屋に通され、

旦那から「俺の奥さんはどうだ」と紹介されるのです。


企業としての風俗だけでなく、

自宅で営業しているんですね。

しかも、子供達がいる前で、

客に自分の妻を紹介するなんて、

中々衝撃的でした。


後で、調べるとインドには、

アウト・オブ・カーストの中で、

代々売春の職業につく人たちが存在しているようです。


ちなみに、断ると(毎回申し訳なさそうに断るのですが)、

奥さんから「ホワーイ?」と悲しそうに言われたのは胸が傷みました。


こうして、ポンびきに連れられるがままいくつもの風俗ビルを周ることになります。

病気が蔓延してそうなくらいの環境でしたが、女性達が意外にも楽しそうだったのが印象的でした。


さて、

そろそろ帰ろうかといった段になって・・・・・


後編では、このあとソナガチで10人以上の暴漢に襲われた話に突入します。



(コルカタの駅構内。電車の出発が5時間遅延した)


(インドの超甘いお菓子。食べるとシロップが口に広がり、甘すぎる)


(しかし、ショッピングセンターもある)


(この中華料理は美味しい。あんかけやきそば。)


(日本人宿、サンタナコルカタのオクラ丼。旨し)

No.2 混沌の国、インドで気絶する 後編 (旅のトラブルベスト5)

(後編)

インド、それは混沌の国。


そんな国で意識がなくなること程、怖いものはない。


しかも、徐々に意識が遠のくのを自覚しながら。


前編では、農家自家製の発酵ドリンクを飲んだお話をしました。

後編では、それが元で意識を失う羽目になります。

しばし、お付き合いください。


ドリンクを飲んだ後に、目的の寺院に行きました。

有名な寺院で、参拝までの行列がとても長く、しかも屋根がないため直射日光が容赦なく降り注ぎます。


猛暑のなか、脱水症状になっていきます。

だんだん呼吸が荒くなったため、

一緒に並んでいたインド人の仲間に断り、

近くのお店にいって休憩することにしました。


お店まで歩く途中も呼吸がどんどん荒くなり、ついには歩くのがやっとになりました。

そして、視界が狭くなってきたのです。


視界が狭くなる。

これは、

「倒れる前の前兆だ」

と気づきました。


しかし、時すでに遅し。


目の前が急に真っ暗になりました。



気がつけば、道ばたで倒れておりました。

そのとき、親切な通行人が僕の顔に水をまぶしてくれたので意識を取り戻しました。


ふらふらになりながらも、なんとか飲食店を見つけて、どかっと椅子にすわりました。

意識はまだかなり危うい状態です。

近くの人に「水をくれ」と言い終わると、そのまま意識が飛びました。


目が覚めると、テーブルに水が運ばれていたので、それを一気に飲み、ようやく意識がはっきりしました。


完全な熱中症です。


おそらく、発酵ドリンクを飲んだせいで、お酒と同じように、脱水症状になったのでしょう。


その後、仲間が心配して来てくれ、再度行列に並びました。


インドの道ばたで意識が薄れていくことほど、不安になることはない

と、しみじみ思ったものです。

その後はペットボトルの水を買い、常に水を飲んでいました。



余談ですが、

レンタカー旅の終了後、すべての経費を参加した8人で均等割にするのですが、僕が買った水もなぜかみんなで割ってくれていました。

観光客相手のインド人はとにかく騙す印象がありますが、一般のインド人はとてもフェアで親切な人達です。


ちなみに、経費を均等割にするとき、スマホのエクセルを使用していました。

誰がどれだけお金を出したかが、一目瞭然です、インド人のスマホの使いこなし方は称賛すべきものがあります。



(写真は、バラナシのラッシー屋さんで。

なぜか、カメラの調子が悪くて、ブッダガヤではほとんど写真撮ってないです)